ペラい人生を振り返る【小中学校編】

ペラい、ペラすぎる。

ボクの人生を振り返ると本当にペラい。もうペラッペラ。

幼稚園の頃が人生のピークだったかもしれない。

足が速くて、かけっこではいつも1等賞。よく可愛いと言われて育ってきた。

 

それが小学生のころに状況が変わってきた。

両親から幼稚園の頃に柔道を習わせられはじめ、週に3日、夕方17時半から夜20時まで柔道をし続けてきた。

小学校卒業の約7年間だ。

怖い先生、夏場は暑くて冬は寒い汗臭い道場、周りはオラオラ系。

強くなるため、とにかく食べろと言われてたくさんご飯を食べる日々。

体重も増えて小学生の間は太っていた。

 

試合に負ければ怒られ、内容が悪い試合だったら怒られた。

試合を勝ちぬくと次も続くため、なるべく善戦して惜しくも負ける技術だけに磨きがかかった。

 

太っていたからかわからないけど、幼稚園の頃にいつも1番だった徒競走も、最後から数えた方が早い順位しか取れなくなった。

もともと身長も低く、小柄だったため、ケンカも強くなかったボクはいつも自信がなかった。

当時は考えもしなかったけど、クラスにはカーストがあって、ボクは4つくらいに分けたカーストの3番目くらいに位置するグループに属していた。

 

けど無駄に正義感だけはあった。小学校4年生のころ学級委員長を決める選挙のようなものがあった。

そこでボクは手を挙げた。

クラスをまとめるのは自分しかいない。カースト上位の何も考えていないようなやつより、まとめる気持ちがある自分が学級委員長をやった方がいい。

そう思って立候補した。自身満々だった。

しかしお察しの通りだと思うが、ボクともう一人立候補していたやつがいた。その人が当選となった。

投票はみんなの前に出て、先生がどっちがいいか?と聞いて拍手の大きさで決めるという方式だった。

自分の意気込みとか、やる気なんて関係ない。どっちがいいか。それだけだった。

 

先にボクの名前が呼ばれた。鳴った拍手は2人くらいだった。

50人くらいの目の前で、大恥をくらった。と同時に『結局人気だけですべてが決まるんだな』と悟った。

次に呼ばれたカースト上位の時はもちろん拍手喝采。おちゃらけた当選挨拶を言っていたと思う。

もうその時はすべてが真っ白になって、そして泣きそうになるのを我慢していた。

 

そこから荒れた。

柔道をやっているということと、今では考えられないけど喧嘩っ早いということもあって

本当に友達と言える人間は、同じ小学校にいなかった。

拍手してくれない人間がいるグループと一緒にいたくもなかった。

 

そんな感じで小学校が終わった。

上辺だけの付き合いを学んだと思う。

 

そして中学校に上がった。

小学校からそのまま中学校に行くため、顔なじみ+他校の小学校の生徒が合わさって1学年となった。

信用できない小学校の生徒たち。

その生徒たちと仲良くする他校の生徒たち。

もうすべてが敵に見えた。

 

中学校になると柔道は辞めた。

もともと習い事としてやっていたので、中学校では部活動に入ることにした。

テニス部に入った。

テニス部はきつかった。体型が太っていたこともあって、とにかく走らされるのがきつかった。

先生も怖かった。けど、そこでテニスを教えていた先生が中学校で一番怖い先生だった。

 

小学校のころ柔道をしていた時には、特別なことがない限り1日も休ませてもらえなかった。

風邪をひくとか、家の用事とか以外は本当に休ませてもらえなかった。

 

けどその休まない精神があったので、その怖い先生のキツイしごきにも毎日顔を出していた。

もともと指導力がすごい先生ということもあって、ボクは2年生の前半でレギュラー入りをすることができた。

ここまでくると、部活の中で人間関係ができてきた。

小学校からの友達もいたが、先輩を含め信用できる同年代をこの時初めて作ることができた気がする。

 

部活以外では本当にクラスで喋らない存在になっていた。

陰キャだと思われたくないという気持ちはあったから、当たり障りのない会話やクラスに溶け込むような動きはこの時に身に着けた。

 

しばらくそんな学校生活を続けていると、仲のいいグループができた。

ボクを含む4人でいつも一緒にいた。

仲良くなったきっかけは覚えていないけど、とにかくこのころは楽しかった。

それぞれ部活もバラバラだったのに、休みの日も遊ぶ仲だった。

 

しかしここでもある出来事が起きた。

4人のうちの1人が急に素っ気なくなった。

いつも一緒にいたのに、あまり輪に入ってこなくなった。

それどころか、クラスのカースト最上位のグループの人間とつるむようになっていた。

そう、上位の友達を選んで、ボクたちは切り捨てられたのだ。

そしてつるむカースト上位が近くにいないと、たちまちこっちに戻ってくる。今思えば本当に調子のいい奴だった。

 

気づけばこいつはほぼクラスの中心にいるようになっていた。

もう人間性を信じれないし、嫌いになっていたので、ボクはクラスの輪から外れるようになった。

裏切った人間についていくようなことをしたくない。それだけだった。

 

中学校時代はなるべく舐められないように、そしてほどほどの人間関係を保って3年間を過ごしていたと思う。

そして人は基本的に信用できないものだと思った。

友達だと思っていても、相手はどう思っているかわからない。

どうせカーストが上位じゃないボクは、切り捨てられる側の人間で、逆に切り捨ててくる人間は最悪だと思っていた。

 

 

高校時代編に続く

 

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